成果発表

2021/02/24
論文

Science of the Total Environment

Effects of natural sunlight on antimicrobial-resistant bacteria (AMRB) and antimicrobial-susceptible bacteria (AMSB) in wastewater and river water
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2020.142568
大阪薬科大学大学院薬学研究科 衛生化学研究室
東剛志 先生
当論文において、当社解析技術を用いて環境産物中の細菌叢解析を行いました。細菌叢解析からそれぞれの水環境中の細菌叢の違いを示されております。

2021/02/05
論文

Cancer Medicine

臨床免疫
Enhanced humoral immunity in breast cancer patients with high serum concentration of anti‐HER2 autoantibody
https://doi.org/10.1002/cam4.3742
大阪大学大学院 医学系研究科 乳腺内分泌外科学
佐藤泰史 先生
乳癌の抑制に重要な役割を果たすことが知られている抗HER2抗体が高値である患者と低値である患者において、液性免疫がどのように関与しているかを検討されており、抗HER2抗体が高値である患者群では腫瘍微小環境下における液性免疫が増強していることが報告されました。本研究の中で当社技術を用いて、腫瘍に浸潤するB細胞のレパトア解析が行われ、HER2抗体が高値グループと低値グループにおいて腫瘍に浸潤したB細胞の多様性にどのような違いがあるかが検討されております。

2021/01/25
論文

International Journal of Molecular Sciences

臨床免疫
Clonal Expansion of Tumor-Infiltrating T Cells and Analysis of the Tumor Microenvironment within Esophageal Squamous Cell Carcinoma Relapsed after Definitive Chemoradiation Therapy
JInt. J. Mol. Sci. 2021, 22(3), 1098; https://doi.org/10.3390/ijms22031098
相模原病院 腫瘍内科
森隆弘 先生
論文では食道癌患者の外科治療及び切除後の放射線化学療法併用療法において予後にT細胞クローンの増殖が関与していることを探索しており、当社解析技術を用いて腫瘍浸潤リンパ球のT細胞クローンのレパトア解析を行い、治療後にT細胞クローンの多様性が減少していることが示されております。

2021/01/25
論文

Nature Communications

基礎免疫
A clinically applicable and scalable method to regenerate T-cells from iPSCs for off-the-shelf T-cell immunotherapy
https://doi.org/10.1038/s41467-020-20658-3
京都大学 iPS細胞研究所
入口翔一 先生
論文ではフィーダー細胞を使わずに大量にT細胞を得る方法を開発したことが発表され、作成したiPS由来T 細胞がもとのT細胞を再生していることが当社技術を用いて確認されております。 今回の発表された研究成果が、iPS細胞を用いた医療用のT細胞を大量に生産することやヒトのT細胞分化に関する研究発展に寄与することが期待されております。

2021/01/15
論文

Journal of Clinical Medicine

Effects of Transanal Irrigation on Gut Microbiota in Pediatric Patients with Spina Bifida
J. Clin. Med. 2021, 10(2), 224;https://doi.org/10.3390/jcm10020224
東京慈恵会医科大学 泌尿器科
古田昭 先生
経肛門的洗腸療法(Transanal Irrigation:TAI)を行った二分脊椎患者の便を用いて細菌叢解析を行い、TAI療法による腸内細菌叢への影響を検討しています。当社が実施したコントロール群と治療群の治療前後での16SrRNA菌叢解析結果が重要な解析指標として利用されており、治療前後において特定の細菌種の存在頻度の変化がコントロール群と比較して認められ、TAIによる腸内細菌叢への影響を示唆されております。

2021/01/13
論文

Annals of Clinical and Translational Neurology

臨床免疫
A new clustering method identifies multiple sclerosis-specific T-cell receptors
Ann Clin Transl Neurol. 2021 Jan 5. doi: 10.1002/acn3.51264.
九州大学大学院 医学研究院 神経内科
林史恵 先生
多発性硬化症(MS)患者の末梢血を用いて行った当社TCRレパトア解析のデータをソースにMS患者群とコントロール群の比較を行い、患者群において多様性が高いことが示されております。また、クラスタリング解析も合わせて行われ、TBV4-3のクラスターはHLA‐DRB1*04:05の患者で多く共有されていることが示されております。また、そのクラスター群がCMV抗原を認識することも予測されております。

2021/01/08
論文

Pediatric Surgery International

What is the optimal lipid emulsion for preventing intestinal failure-associated liver disease following parenteral feeding in a rat model of short-bowel syndrome?
https://doi.org/10.1007/s00383-020-04802-0
鹿児島市立病院小児外科
町頭成郎 先生
短腸症候群モデルラットを用いた腸管不全合併肝障害に最適な脂肪乳剤投与の検討を行う研究において、肝内の関連遺伝子発現量を測定する中で当社の遺伝子発現量解析技術が用いられました。

2021/01/08
論文

Communications Biology

基礎免疫
Skin T cells maintain their diversity and functionality in the elderly
https://doi.org/10.1038/s42003-020-01551-7
大阪大学大学院 医学系研究科内科系臨床医学専攻 情報統合医学講座皮膚科学教室
吉岡華子 先生
皮膚と末梢血中に存在するHuman resident memory T cellsを用いた加齢による免疫細胞の変化を2国間で検討した研究において、当社TCRレパトア解析を利用されました。本研究において、老人の皮膚中に存在するhuman resident memory T cellsは免疫多様性が維持されていたことが発表されております。

2021/01/07
論文

Pediatric Surgery International

The administration of hepatocyte growth factor prevents total parenteral nutrition-induced hepatocellular injury in a rat model
https://doi.org/10.1007/s00383-020-04823-9
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 健康科学専攻 発生発達成育学講座小児外科学
松久保眞 先生
ラットモデルを用いた完全非経口高栄養法(中心静脈栄養法)による肝障害予防においてHGFの投与の有効性を検討した研究において、肝組織中の関連遺伝子発現量を測定することを目的に当社解析技術が用いられました。

2020/12/18
論文

Scientific Reports

臨床免疫
T‑cell receptor repertoire of cytomegalovirus‑specific cytotoxic T‑cells after allogeneic stem cell transplantation
https://doi.org/10.1038/s41598-020-79363-2
がん・感染症センター東京都立駒込病院血液内科
遠矢嵩 先生
同種造血幹細胞移植におけるサイトメガロウイルス感染に関する研究において、当社TCRレパトア解析が利用されました。 本研究では16人の移植後患者の末梢血を用いてサイトメガロウイルス陽性細胞を抽出後、サイトメガロウィルス特異的T細胞を解析し、そこに含まれる患者間共通クローンの探索を行っております。 本研究を通して、移植後のサイトメガロウイルス再活性化において免疫細胞がどのような応答を示すかを明らかにしていくことができることを示唆しております。また、この発表には当社社員が共著者として解析に参画しております。

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