成果発表

2021/10/06
論文

Communications biology

基礎免疫
Regulation of the immune tolerance system determines the susceptibility to HLA-mediated abacavir-induced skin toxicity
https://doi.org/10.1038/s42003-021-02657-2
富山大学和漢医薬学総合研究所 生体防御学領域 がん・免疫ユニット
薄田健史 先生
富山大学和漢医薬学総合研究所 生体防御学領域 がん・免疫ユニット 薄田健史先生が "Regulation of the immune tolerance system determines the susceptibility to HLA-mediated abacavir-induced skin toxicity"を発表されました。 HLA-B*57:01遺伝子とアバカビルを用いて、HLA-B*57:01遺伝子を保有していたとしても免疫抑制状態が保てていない人ほどアバカビル服用による薬疹が起こりやすくなる可能性が示されております。当論文内において、当社TCRレパトア解析はモデルマウスの免疫応答を確認するために用いられております。

2021/09/30
論文

Science Of The Total Environment

Seasonal effects of natural attenuation on drainage contamination from artisanal gold mining, Cambodia: Implication for passive treatment
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2021.150398
北海道大学大学院 工学研究院
Sereyroith Tum 先生
北海道大学大学院 工学研究院 Sereyroith Tum 先生が "Seasonal effects of natural attenuation on drainage contamination from artisanal gold mining, Cambodia: Implication for passive treatment"を発表されました。 カンボジアの河川において鉱山からの排水が流れ込んでおり、水質への大きな影響を与えているが、乾季と雨季では重金属濃度が異なることがわかっており、 自然界に存在する減衰システムによりこの差異は生まれ、その仕組みを理解するためには更なる詳細な調査解明が必要となっていた。 この研究では詳細の解明を図るため、支流における排水の詳細な調査が実施され、当社の細菌叢解析は重金属を含む土壌の解析に利用されております。

2021/09/27
論文

Annals of Neurology

臨床免疫
Th1 - CD11c + B cell axis associated with response to plasmapheresis in multiple sclerosis
https://doi.org/10.1002/ana.26202
国立精神神経医療研究センター 神経研究所 免疫研究部
木村公俊 先生
国立精神神経医療研究センター 神経研究所免疫研究部 木村公俊先生が "Th1 - CD11c + B cell axis associated with response to plasmapheresis in multiple sclerosis"を発表されました。 論文では血漿交換治療はTh1細胞の炎症関連遺伝子発現を減少させたことに着目し、Th1細胞でのIFN-γ発現がいくつかの自己免疫疾患と連関があるとされるCD11c+B細胞と正の相関があることを示したため、多発性硬化症患者における血漿交換治療においても検討を行った結果、多発性硬化症患者においても同様の反応を示すことが確認されました。そのCD11c+B細胞について、当社BCRレパトア解析を用いてプロファイリング解析を行ったところ、他のB細胞集団と比較してレパートリーの減少が確認されました。また、治療後にはCD11c+B細胞の減少が確認されました。

2021/09/15
論文

Cancer Immunology, Immunotherapy

腫瘍免疫
Tumor-infiltrating CD8 + T cells recognize a heterogeneously expressed functional neoantigen in clear cell renal cell carcinoma
https://doi.org/10.1007/s00262-021-03048-6
札幌医科大学 病理学第一講座
松木雅裕 先生
札幌医科大学病理学第一講座松木雅裕先生が "Tumor-infiltrating CD8 + T cells recognize a heterogeneously expressed functional neoantigen in clear cell renal cell carcinoma"を発表されました。 本論文では腫瘍組織内のがん細胞の多様性すなわち「腫瘍内不均一性(intra-tumor heterogeneity)」について淡明細胞型腎細胞がん患者の腫瘍組織を用いて報告を行っております。顕微鏡的に腫瘍組織を悪性度の高い部位と低い部位に分け解析を行ったところ、悪性度の高い部位では浸潤リンパ球からネオアンチゲン特異的T細胞がプロファイリングされ、ネオアンチゲンも同定されましたが、悪性度の低い部位では同様の検出ができませんでした。同じ腫瘍内においても顕微鏡的に高悪性度部位と低悪性度部位に分離した組織間では腫瘍微小環境は異なり「腫瘍内不均一性」を示すことが発表されております。
本研究においては当社解析を用いて腫瘍浸潤リンパ球のプロファイルを行い、特異的T細胞の同定に活用されております。

2021/09/02
論文

Pediatric Surgery International

The protective effects of hepatocyte growth factor on the intestinal mucosal atrophy induced by total parenteral nutrition in a rat model
https://doi.org/10.1007/s00383-021-05002-0
鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 小児外科学講座
杉田光士郎 先生
鹿児島大学大学院医歯学総合研究科小児外科学講座杉田光士郎先生が "The protective effects of hepatocyte growth factor on the intestinal mucosal atrophy induced by total parenteral nutrition in a rat model"を発表されました。 論文ではラットモデルを用いて高カロリー輸液の投与により起こった食道の粘膜委縮がHGFにより軽減される効果があったことを示しております。 本研究において当社発現量解析の技術を用いて関連遺伝子の発現量の変化を経時的に測定し、その関連遺伝子の活性化の変化について確認されております。

2021/08/17
論文

HELIYON

臨床免疫
Massive surge of mRNA expression of clonal B-cell receptor in patients with COVID-19
https://doi.org/10.1016/j.heliyon.2021.e07748
神戸大学医学部附属病院 腫瘍血液内科
船越洋平 先生
神戸大学医学部附属病院 腫瘍血液内科 船越洋平 先生が "Massive surge of mRNA expression of clonal B-cell receptor in patients with COVID-19" を発表されました。 論文ではCOVID-19患者の経時的に採取した末梢血を用いてBCRレパトア解析を行い、BCRレパートリーの変化をモニタリングされました。 モニタリングの中で患者の回復期において、いくつかのBCRが著明に急増していることが明らかになりました。 今回の研究により、BCRレパトア解析から著明に変化したBCR情報を得られたことは当該解析がCOVID-19の中和抗体の開発に寄与できる可能性を示唆しております。 本研究では当社研究員が共著者として参画し、BCR解析において当社技術が使用されました。

2021/07/22
論文

Journal of Experimental Medicine

基礎免疫
The thymoproteasome hardwires the TCR repertoire of CD8+ T cells in the cortex independent of negative selection
https://doi.org/10.1084/jem.20201904
徳島大学 先端酵素学研究所
大東いずみ 先生
徳島大学先端酵素学研究所大東いずみ先生が "The thymoproteasome hardwires the TCR repertoire of CD8+ T cells in the cortex independent of negative selection" を発表されました。 論文ではtymoproteasomeがCD8 + T細胞の胸腺におけるネガティブセレクションとは別に独立したポジティブセレクションが存在することが示されております。 論文の中では当社解析技術を用いてCD8+のTCRレパートリー解析が実施されております。

2021/07/19
論文

Cellular immunology

基礎免疫
Pharmacological MEK inhibition promotes polyclonal T-cell reconstitution and suppresses xenogeneic GVHD
https://doi.org/10.1016/j.cellimm.2021.104410
佐賀大学医学部 血液腫瘍内科
板村英和 先生
佐賀大学医学部血液腫瘍内科板村英和先生が "Pharmacological MEK inhibition promotes polyclonal T-cell reconstitution and suppresses xenogeneic GVHD"を発表されました。 論文ではヒューマナイズドGVHDモデルマウスを用いてMEK阻害剤投与によるT細胞応答に与える影響を検討されております。 MEK阻害剤は投与後にポリクローナルなT細胞レパトアが維持されることが示されており、他の免疫抑制剤とは異なる応答を示すことが確認されました。 当社は当該研究において、TCRレパトア解析を用いた多様性解析を担当し、共著者としても参画しました。

2021/07/12
論文

Scientific Reports

腫瘍免疫
Both T cell priming in lymph node and CXCR3-dependent migration are the key events for predicting the response of atezolizumab
https://doi.org/10.1038/s41598-021-93113-y
中外製薬株式会社
岩井俊樹 先生
中外製薬株式会社の岩井俊樹先生が "Both T cell priming in lymph node and CXCR3-dependent migration are the key events for predicting the response of atezolizumab"を報告されました。

2021/07/05
論文

Oncology Letters

腫瘍免疫
Diversity and shared T‑cell receptor repertoire analysis in esophageal squamous cell carcinoma
https://doi.org/10.3892/ol.2021.12879
久留米大学 外科学講座
主藤朝也 先生
当論文では、食道扁平上皮癌(ESCC)患者の主要組織に浸潤するT細胞サブセットのTCRレパートリーが免疫組織学的解析で群分けされた免疫関連性が高い群と低い群においてどのように異なるかを検討されております。 関連性の高い群においては、低い群と比べ、TCRレパトアの多様性は高く、関連性の高い群の個体間で共通するT細胞も複数発見されました。 また、今回識別した免疫関連性の高い群と低い群においては、がん特異的生存率と無再発生存率が免疫関連性が高い群で優位に高いことが合わせて確認されており、ESCC患者の予後は、免疫応答細胞の存在によって影響を受け、T細胞サブセットによって層別化される可能性が示唆されています。 *この研究の中で当社技術は腫瘍組織中にT細胞のレパートリーを解析する手法として用いられております。

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