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ラインナップ
TCR/BCR レパトア解析
ネオエピトープ解析
成果発表
- 2022/05/23
- 論文
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臨床免疫
CXCL13-producing CD4+ T cells accumulate in early phase of tertiary lymphoid structures in ovarian cancer
https://doi.org/10.1172/jci.insight.157215
京都大学医学部 婦人科学産科学教室
浮田真沙世 先生
卵巣癌の研究において、当社のレパトア解析が利用されました。論文では、腫瘍周辺に形成される三次リンパ系構造(TLS)の存在がどのように誘導され、それらが患者の生存にどのように影響するかを調べた結果、CXCL13遺伝子発現や腫瘍微小環境(TME)におけるCD8+T細胞とB細胞系統の共存が高悪性度漿液性卵巣癌(HGSC)患者にとって好ましい予後因子であり、TLSの存在と相関していることが明らかになりました。当社のTCRおよびBCRレパトア解析は、HGSC患者の腫瘍切片から切り分けられたTLS領域と腫瘍浸潤リンパ球(TIL)領域を検体として行われ、3つのケースのうち2つで、TILからの増幅が最も高いクローンとTLSで観察されたクローンが一致していることを明らかにしました。このことは、TLSで増殖した抗原特異的T細胞がTILとして腫瘍に浸潤する可能性を示唆しています。
- 2022/05/13
- 論文
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Dental pulp stem cells as a therapy for congenital entero-neuropathy
https://doi.org/10.1038/s41598-022-10077-3
九州大学大学院 医学研究院 小児外科分野
吉丸耕一朗 先生
腸管の先天性疾患の一つであるヒルシュスプルング病の治療研究において、当社の細菌叢解析が利用されました。論文では、低神経節症と腸神経障害のモデルマウスJF1への乳歯由来歯髄幹細胞dDPSC(Dental pulp stem cells derived from deciduous teeth)の静脈内移植が、大腸の構造と機能を改善し、生存を延長することが報告されています。 当社の菌叢解析は、野生型B6マウスとJF1マウスの糞便を用いて行われ、JF1マウスの糞便はB6マウスよりもBacteroidetesの割合が高く、多様性が低いことが示され、JF1マウスの腸内細菌叢がアンバランスになっていることが明らかになりました。
- 2022/04/26
- 論文
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基礎免疫
Efficient human-like antibody repertoire and hybridoma production in trans-chromosomic mice carrying megabase-sized human immunoglobulin loci
https://doi.org/10.1038/s41467-022-29421-2
鳥取大学医学部生命科学科 染色体工学研究センター
香月康宏 先生
基礎免疫の研究において、当社レパトア解析が利用されました。論文では、独自の染色体工学技術を用いて、ヒト抗体遺伝子全長を安定に保持するマウスの作製に成功したことが報告されています。レパトア解析は、この新しいヒト抗体産生マウスがヒト末梢血単核細胞と類似したIGH及びIGK遺伝子レパトアを持つことを示すのに利用されました。
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