ニュース

  • TOP
  • ニュース
  • 当社のTCRレパトア解析を利用した論文が『International Journal of Hematology』に掲載されました

当社のTCRレパトア解析を利用した論文が『International Journal of Hematology』に掲載されました

2018/11/08

佐賀大学医学部 血液・腫瘍内科の蒲池和晴先生らが発表した論文が「International Journal of Hematology」に掲載されました。
タイトル:Epstein-Barr virus-related diffuse large B-cell lymphoma in mogamulizumab-treated adult T-cell leukemia with incomplete T-cell reconstitution

この論文では、抗CCR4抗体(モガムリズマブ)投与後にEBV関連B細胞リンパ腫を発症したATL症例の報告をしています。
当社のTCRレパトア解析を用いて、血液中にモガムリズマブ治療後も残留するATLクローンを同定し、T細胞の多様性の回復が不完全であることを明らかにしました。
さらに、モガムリズマブ治療後に発症した皮膚発疹に、血液中と同じATLクローンが含まれていることを確認しました。
これらの結果から、当社のTCRレパトア解析はさまざまな検体からT細胞クローンを検出するだけでなく多様性の評価も行うことができ、血液腫瘍分野の研究にレパトア解析が有用であることを示しています。