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ラインナップ
TCR/BCR レパトア解析
特異的抗原認識に関わる免疫細胞の多様性解析を遺伝子レベルで実施します。非バイアス増幅、次世代シーケンス、専用のバイオインフォマティクスなど、最適化された手法を用いることで、高品質なレパトア解析を実現しています。
ネオエピトープ解析
RNA seqとExose seqを併用し、個人ごとに異なるがんに特異的な遺伝子の変異を探索します。分子間結合力も考慮し、抗原提示可能な変異ペプチド(ネオエピトープ)を探索します。シーケンスデータを用いたindel、long indel、splicing variantにも対応可能です。
16S rRNA菌叢解析
それぞれの細菌種で保存された16S rRNA遺伝子のV1V2またはV3V4領域を次世代シーケンスで測定することで、検体に含まれる細菌種の分布(菌叢)を解析します。生物由来(糞便、唾液など)検体だけでなく、環境由来(土壌、食品など)検体にも対応可能です。
成果発表
- 2024/05/07
- 論文
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Peripheral-central network analysis of cancer cachexia status accompanied by the polarization of hypothalamic microglia with low expression of inhibitory immune checkpoint receptors
星薬科大学薬学部 薬理学研究室の須田雪明先生、濱田祐輔先生の研究グループからがん悪液質の誘発と腸内細菌叢の関連に関する論文が発表されました。
当該論文では、がん悪液質期後期のマウスにおいて腸内の嫌気性細菌、特にファーミキューテス菌が増加し、リポ多糖(LPS)の血漿中濃度が有意に上昇することにより、ミクログリア中の抑制性免疫チェックポイント受容体(PD-1、CD112R)の発現低下に伴い、視床下部の炎症状態が悪化する可能性が示唆されております。
当社では、論文中に示されたマウスの糞便を用いた16S rRNA菌叢解析を実施させて頂きました。
- 2024/03/21
- 論文
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血液腫瘍
Decade-long WT1-specific CTLs induced by WT1 peptide vaccination
新潟大学医歯学総合病院 血液・内分泌・代謝内科 諏訪部達也先生により、当社のレパトア解析を利用した論文が発表されました。
本論文では、WT1ペプチドワクチン接種後、WT1特異的CD8+細胞傷害性T細胞(CTL)がどのくらいの期間、どの程度持続するかを調べ、ワクチン接種中止後も免疫応答が10年以上持続することを報告しています。
当社のTCRレパトア解析は、混合リンパ球ペプチド培養後のWT1特異的CTLを用いて行われ、ワクチン接種から11年後のWT1特異的CTLの多様性が明らかになりました。
- 2024/02/07
- 論文
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Journal for ImmunoTherapy of Cancer
腫瘍免疫
Combination of oligo-fractionated irradiation with nivolumab can induce immune modulation in gastric cancer
http://dx.doi.org/10.1136/jitc-2023-008385
福島県立医科大学 消化管外科
三村耕作 先生
福島県立医科大学 消化管外科 三村耕作先生から放射線治療と免疫チェックポイント阻害剤の複合療法にTCRレパトア解析を用いた論文発表がされました。
ご発表の中では、放射線治療と免疫療法の併用療法がおこなわれた20例の患者の末梢血を用いて、いくつかの解析手法を用いて横断的に疾患特異性や多様性をモニタリングされており、その解析の中のアプローチの一つとして当社のTCRレパトア解析を用いて、それぞれの治療介入による多様性の変動がモニタリングされております。
TCR/BCRレパトア解析ガイドブック
必見!これからレパトア解析を実施される先生方へ
レパトア解析には興味はあるけれど、どんな点に注意すればよいのか、何が具体的にできるのか、どのような準備が必要なのかなど、初心者の疑問を分かりやすく解説したレパトア解析ガイドブックを用意しました。
ご希望の方は、下記よりお申し込みください。